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APPLE

ドコモXi契約のSIMフリー版iPhone 4SでiMessageを使う

By 2012年1月12日8月 6th, 2017No Comments

iOS 5の新機能としてリリースされたiMessage。ドコモXi契約のSIMフリー版iPhone 4Sではどのような挙動になるのか、実際に試してみました。

iMessage とは、iOS 5以前は「SMS/MMS」と呼ばれていたテキストメッセージ機能です。これが、iOS 5からは「メッセージ」という純正アプリに置き換わりました。この「メッセージ」アプリで行うiOSデバイス間のメッセージのやりとり機能を 「iMessage」と呼んでいます。

実 際の検証にあたっての環境ですが、お馴染みのドコモXi契約で動作しているSIMフリー版iPhone 4Sと、iOS 5にアップデートしたiPod touchを用意しました。それぞれの機器の接続環境は、iPhone 4SはWi-Fi接続オフ(3G接続のみ有効)にし、iPod touchはWi-Fi接続オンという状況にしました。つまり、iPhone 4Sは出先で使っているという前提です。

メッ セージをやりとりするための宛先情報ですが、iMessageの利用にあたってはApple IDによる認証(アクティベート)が必要になるため、ひとまずはApple IDで使っているメールアドレスを利用する事にします。私の場合、iPhone 4S、iPod touchのいずれにも既に個別のApple IDでiCloudを設定している関係で、iMessageの利用をオンにするだけで済みました。

尚、Apple IDのメールアドレスを使いたくない場合は、別途メールアドレスをApple IDに追加登録する形でメッセージ専用にメールアドレスを設定する事ができます。

iPhone 4Sから3G経由でiOSデバイスへメッセージを送ってみる

iPhone 4Sのメッセージアプリを起動し、右上の新規メッセージボタンをタップします。宛先を要求されるので、ここに今回の相手であるiPod touchメールアドレスを入力します。しかしよく見ると、宛先フィールドの右端に+ボタンがあります。ここをタップすると、連絡先が表示されるので連絡 先から宛先とする相手を選ぶ事ができます。

が、 残念ながらメッセージアプリ経由の連絡先選択の場合は、電話番号しか選択できませんでした。SoftBank版iPhoneの場合は電話番号選択でも良い と思いますが、私のドコモ契約SIMフリー版iPhoneの場合は電話番号宛にメッセージを送ると、パケ・ホーダイとは別に課金される有料のショートメッ セージ(SMS)になってしまうので、注意が必要です。折角連絡先にメールアドレスを登録していても選択できないのは悲しいところですが、仕方ないので メールアドレスを手入力します。

ア ドレスを確定するとメッセージの入力フィールドにグレートーンで「iMessage」と表示されます。同時に「送信」ボタンが青色に変わります。入力 フィールドにメッセージ(改行もOK)を入力し、送信ボタンを押せばすぐに送信完了。間を置かず、iPod touch側にメッセージ着信が表示されました。

無 事にメッセージが到着すると、以降はチャットの様な画面でメッセージのやりとりができます。画面右側のフキダシが自分、左側が相手の発したメッセージとな ります。iMessageは写真や動画もやりとりができるので、例えば写真ならばメッセージ入力フィールドの左端にあるカメラボタンを選択すれば、各デバ イス内の写真を選択したり、その場で新規で撮影したりする事ができます。

相手がiOSデバイスでなく、3G携帯電話の場合は?

前 述と重複しますが、宛先として普通の携帯電話番号を選択すると、有料のSMSとして送信される事になります。この場合、入力フィールドの右端にある「送 信」ボタンが緑色になります。つまり、メッセージアプリで宛先として電話番号やメールアドレスを選択すると同時に、相手がiOSデバイスかどうかを即時に 判断し、iOSデバイスならば青色、そうでなければ緑色とります。これは私のドコモXi契約SIMフリー版iPhone 4Sで言えば、青色は無料(iMessage)、緑色は有料(SMS)という判断になります。一見して、無料か有料かが解るので助かります。

送信ボタンが緑色になった時(送信有料のSMS)は、当然の事ながらテキストしか送信できません。扱いとしてはiMessageではなくなるため、緑色の時は入力フィールドにグレートーンで「iMessage」とは表示されません。

iPod touch、iPadからiPhone 4Sへメッセージを送る時

前 段でiPhone 4Sからのメッセージを受け取って、すでにやりとりをしているので、入力フィールドも普通に表示されているのですが、iPod touchやiPadの場合は新規でメッセージの宛先を+ボタンから選ぶとどうなるのでしょうか? こちらは連絡先から選択すると、電話番号だけでなく メールアドレスが登録してあればメールアドレスも選べるようになっていました。iPhoneでは電話番号しか選べないのですが、そこはまあ、iPhone らしいのかな、と。

通常のショートメッセージもタイムラインで残せるのが嬉しい

iMessage はもちろんですが、SMSもメッセージアプリの中に相手毎のタイムラインとして記録が残るのが嬉しいですね。いつでも過去のやりとりの続きを再開する事も 可能ですし、終息したやりとりはタイムライン単位で削除する事もできます。SMSに限らず、従来の携帯のメールボックスでの管理は受信と送信が分かれてい るために、やりとりを俯瞰して見るという事ができずとても窮屈な感じがしましたが、やりとりを俯瞰して見られるというのはとても解りやすいし、やりとりが より楽しいものになります。メールとは違う、メッセージはメッセージと言える個性が備わった感覚です。

ま た、このタイムラインはとてもよく出来ていて、iMessageとしてやりとりしている時に限られますが、相手が入力中は左下に「…」のフキダシが表 示されます。返信メッセージを入力中に相手から別のメッセージが入ってきてすれ違いになってしまう事も軽減できるのではないでしょうか。その他、送信した メッセージが相手に届いたかどうか解るように、自分の最新のメッセージの下部に「配信済み」と表示される様になっています。

更に「設定>メッセージ」にて「開封証明を送信」をオンにすることで、受信したメッセージを開封したことを相手に通知する事ができるので、メッセージを送った側からはいつ見てもらえたかがわかります。(ここまで伝えたくない場合は、オフにしましょう)

Apple IDでiMessageを使えばパケ・ホーダイで利用可能

ド コモXi契約のSIMフリー版iPhone 4SでiMessage利用はパケ・ホーダイの範囲で利用できる事が解りました。しかし、相手が同じドコモXi契約のSIMフリー版iPhone 4Sであっても、またSoftBank版iPhone 4/4Sであっても、電話番号を宛先にして送信する場合はパケ・ホーダイに含まれない有料のSMS(1送信あたり3.15円)扱いとなるので、メッセージ を使う場合は事前に相手のApple IDのメールアドレス、またはメッセージ用に追加したメールアドレスを教えてもらうようにしましょう。

ちなみに、メッセージの設定(設定>メッセージ)に、「SMSで送信」というメニューがあるのですが、こちらをオフにしても私のiPhone 4Sは言う事を聞かず、SMS送信しちゃいました。残念。

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